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駿河竹千筋細工
一人の職人がその技を駆使して、竹ひごを一本一本組み、千筋にして作品を完成します。
しっとりとした滑らかで繊細な曲線は、和風・洋風を問わず、私達の日常生活の身近な道具やインテリアとして、落ち着いたやわらかな時間をかもし出してくれます。
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沿革

 静岡の竹細工は、相当古くから"駿河細工"と称され、親しまれて来ました。しかし、単なる竹細工が竹千筋細工として今日のような精巧な技術となった起こりは、天保11年(1840)のこと。岡崎の藩士、菅沼一我が静岡に立ち寄り、宿泊先「はなや」の息子清水猪兵衛に技術を教えたのが始まりとされています。
 清水猪兵衛は門弟を多数育て、菓子器や虫籠を作って販売し、世間に広めたといわれています。明治にはいってからは6年4月ウィーンで開かれた国際博覧会に、日本の特産物として出品され、竹ひごのかもしだす繊細な雰囲気、東洋特産の竹の妙技は西欧諸国の特産品をしのぐ好評を博し、これを契機に多くの製品が海外へ輸出されました。
 戦後になり、次代のニーズに対応しながら着実に発展してきた竹千筋細工は、昭和51年に通産大臣から伝統的工芸品の指定を受け、さらに独特の技法を駆使し、国内の住宅インテリアの分野にも進出し、電灯笠、行灯などの新商品開発によって、日常生活の中に伝統工芸の存在をしっかり感じさせてくれています。

特徴

 全国にも別府や北陸地方などの竹製品産地がありますが、それらの産地と静岡の竹千筋細工を比べた場合、静岡特産の製品の特徴は、
(1)他産地では平ひごを用いるのに対し、静岡ものは丸ひごを使う。
(2)ひごの使い方が、他産地ではすべて平ひごを編んで作る技法に対し、静岡ものは、一本一本ひごを組み、千筋にする。
(3)竹ひごを輪に曲げるのに独特の曲げの技法を持ち、それを駆使している。
(4)輪の部分とつなぎ方に継手という独自の技法を用いている。
(5)一人の職人が技法を駆使し、仕上げまで九分通り作り上げる。
といった点があげられます。
  この業界は、非常に労働集約的な産業であり、手間のかかる手作業の上、一人前になるのには5年から10年はかかるといわれ、若い後継者の育成が急務になっています。

作品紹介

静岡竹工芸協同組合 
〒420-0078
静岡市葵区八番町7-1
TEL:054-252-4924
FAX:054-273-2679
takekumiai@miracle.ocn.ne.jp
花器 はづき 花器 登龍(とりゅう)
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行灯 羽衣(はごろも) 虫篭 大和型
(むしかご やまとがた)(中)
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工房紹介

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竹を曲げる作業。 ヒーターで熱を加えて曲げていく。 思わず力が入ります。
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竹を組む作業。 固定中。 若者も真剣に勉強中。
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静岡県郷土工芸品振興会 〒420-0075 静岡市葵区五番町3-11 TEL:054-252-4924