工芸品紹介

静岡挽物

しずおかひきもの

静岡挽物

仕事に使う道具は、職人自らの手作り品。その道具を使って作られた製品からは、
職人のこだわりが伝わります。トラディショナルな作品に加え、
培われた技術と現代のニューデザインを融合させたファッショナブルな
新製品の開発にも取り組んでいます。

沿革

 静岡挽物の歴史は古く、銘木商の酒井米吉氏が元治元年(1864)、静岡市下石町で挽物業を開業したのが最初と言われています。酒井米吉氏が箱根山で足に怪我をし、たまたま通りかかった小田原の米穀商戸倉常次郎に助けられました。しかし、足の怪我はひどく、銘木商を続けることができなくなり、このため、戸倉常次郎より箱根湯本の挽物職人を紹介されて挽物技術を習得し、多くの人に技術を修得させ、現在まで伝承されていきました。

 当時は、足の力でろくろを回転させながら作業を行っておりましたが、明治30年頃より蒸気機関が導入され、静岡では明治40年頃機械化が図られ、大正3年には蒸気機関から電動機に転換されました。静岡における木工挽物旋盤の保有は、昭和20年頃までは10企業たらずでしたが、昭和25年頃から米国向けの輸出用挽物の生産が始まると徐々に増加し、30年代には保有台数も増加しました。

特徴

 私たちの身の回りには多くの挽物製品があります。例えば、木製のコマやこけし人形、コショウ挽きなど木製品で丸い物のほとんどに挽物の手法が用いられており、静岡の地場産業になくてはならないものとなっています。

 残念ながら、機械による大量生産方式が主流で、家具のつまみや足などの部品や建築用の部材などを製作する企業が多くなっています。

 基本的な手挽き技術による生産は減少傾向ですが、今でもその技術は健在で多くの素晴らしい製品を送り出しています。

作品紹介

茶筒(欅)

静岡挽物組合

百萬塔(桂)

静岡挽物組合

線香入れ(欅)スリムタイプ

静岡挽物組合

福うす(欅)

静岡挽物組合

工房紹介

角材を回しながら削る

ノミで挽(ひ)くことから挽物

まずは道具作りから

木のぬくもりと木目の美しさ

昔は大勢いた職人も今は数名程

木工教室もやってます

白鳥工房 白鳥 博之
〒420-0003 静岡市葵区片羽町8 白鳥工房内
TEL/FAX 054-271-0502
小田工芸 小田 清
〒421-0113 静岡市駿河区下川原5丁目6-27
TEL/FAX 054-258-0733
岸本挽物
岸本 政男
〒424-0831 静岡市清水区入江1丁目16-12
TEL 054-366-2791 

FAX 054-366-2798
kisshiandbu.chu.jp

岸本 真紀
〒424-0831 静岡市清水区入江1丁目16-12
TEL 054-366-2791 

FAX 054-366-2798
kisshiandbu.chu.jp

百瀬聡文挽物所639 百瀬 聡文
〒424-0401 静岡市清水区中河内639
TEL 054-396-3883 

mobile 090-4186-9675
hikimonojo639.com

代表連絡先

静岡挽物組合 〒420-0003 静岡市葵区片羽町8 白鳥工房内
TEL/FAX 054-271-0502

商品のご購入

線香入れ

線香が折れない、とても便利な携帯用墓参用品。
販売元店舗で直売しています。

商品番号 0001
価格 2,700円(税込)
生産者名 白鳥博之
受注体制 一定期間に複数生産することができる商品
規格(cm) 長さ16.5×幅4
原料 けやき・ポリウレタン塗装
制作期間 1ヶ月前で150本
1ヵ月半前で300本
箱対応 箱あり/箱代込
販売元 白鳥工房
〒420-0003 静岡市葵区片羽町8
TEL 054-271-0502
FAX 054-271-0502

線香入れ

線香が折れないだけでなく木が匂いや湿気を吸ってくれるので、バックに入れても線香の匂いが移らず便利な道具です。
販売元店舗で直売しています。

商品番号 0002
生産者名 白鳥博之
価格 4,104円(税込)
受注体制 一定期間に複数生産することができる商品
規格(cm) 長さ18.0×幅2.8
原料 けやき・本漆塗り
制作期間 1ヶ月前で50本
1ヵ月半前で100本
箱対応 箱あり/箱代込
販売元 白鳥工房
〒420-0003
静岡市葵区片羽町8
TEL 054-271-0502
FAX 054-271-0502